こんにちは!
ここからはいよいよ通販サイトを運営するにあたっての、具体的なアドバイスをしていきたいと思います。
まず最初にお話しするのは、サイトの中身にあたるコンテンツを作るうえで「SEO大切が非常に大切」ということです。
SEO対策とは、簡単に言うと「GoogleやYahooなどの検索エンジンで上位表示される」ための対策のことです。検索エンジンで上位表示されるようになると、無料でたくさんの人をサイトに呼び込むことができます。また、商品に関連した検索キーワードで上位表示されれば、その商品に興味がありそうな人(見込み客)を呼び込むことが可能です。
ですから、サイトを作るうえでSEO対策を意識することはとても重要なのです。
SEO対策のコツ
大昔は「検索されたいキーワードをとにかくたくさん散りばめる」といったSEO対策でもある程度有効でしたが、近年は検索エンジンもどんどん進化していて、そんな簡単な方法は通用しません。
近年、SEOで上位表示されるコツは「質の高いコンテンツをたくさん提供すること」と言われています。以下で、「質の高いコンテンツ」をもっとかみ砕いてご説明してみましょう。
★SEO対策のコツその1:検索意図にマッチしている
ユーザーが検索をするのは、そのキーワードについて何らか知りたいことがあるからです。ですから、そのニーズに対して的確に答えてあげるのことが、検索エンジンとユーザー両方を満足させる秘訣です。
逆にせっかくページにアクセスしても、中身がキーワードと関係のないコンテンツだったらどうでしょう。検索エンジンからの評価も下がります(=上位表示されにくくなります)し、ユーザーはがっかりしてすぐにそのページを閉じてしまうでしょう。
ですから、「そのキーワードで検索した意図は何か」を考え、その要望を満たすコンテンツを作ることがとても大切です。
★SEO対策のコツその2:専門性が高い
SEOにおいて「専門性が高い」と判断されるコツは2つあります。
一つ目は「テーマに沿った記事がたくさんあること」です。
例えばですが「パックのやり方」「正しいスキンケアの方法」「スキンケアアイテムの塗る順番」「スキンケア化粧品の成分について」「乳液とクリームの使い分け」などの記事があれば、検索エンジンは「ここはスキンケアに特化したサイトだ」と判断します。
すなわち、専門性が高いとみなされるわけです。
半面、スキンケアの話やファッションの話、日々の暮らしの話など色々なテーマの記事が入り乱れている場合、専門性が低いと判断されてしまう可能性があるわけです。
「専門性が高い」と判断される二つ目のコツは、「1ページ1キーワードを意識する」こと。1ページに色々な話をたくさん盛り込むと、長すぎてユーザーも疲れてしまいますし、検索エンジンにも「テーマが散漫」と判断されてしまう恐れがあります。
ページを作る際は、そのページのキーワードを1つ決めます。そして、ページ内ではそのキーワードに絞った話をするようにしましょう。
★SEO対策のコツその3:そうは言っても、ユーザー目線が一番大切
今までお話ししたコツに沿ってページを作ることも大切なのですが、それよりもずっと大切なのが「常にユーザー目線に立つこと」です。
そのキーワードで検索してきたユーザーが何を望んでいるのか。そしてその要望に応えられているか。見やすさだって大切です。情報は整理されているか、スマホでも見やすいか。
常にユーザーの気持ちになって、サイトをすみずみまでチェックしましょう。それを積み重ねて初めて、ユーザーにとって有益なページになりますし、それが結果的に検索エンジンからの評価を上げることにもつながるのです。
コンテンツSEOの落とし穴に注意
さて、今までお話ししたコツに沿って「専門性が高く」「キーワードを盛り込み」「ユーザーにとって役に立つ」ページをたくさん作っていけばいずれ検索順位は上がっていくでしょう。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
このSEOのトレンドに沿って大量に作られたのが客種のキュレーションメディアです。キュレーションメディアとは「ある特定の切り口からWEB上の情報をまとめたサイト」のことです。キュレーションメディアは検索エンジンの評価を得やすいことから、一時期は検索順位の上位を独占していました。しかし、多くは様々なサイトの情報をコピーした、信憑性の薄い情報の寄せ集めばかり。まさに粗製乱造という言葉がふさわしい状態でした。
これを問題視したGoogleは検索アルゴリズムのアップデートを実施。「オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイト」をより上位に表示するようにしたのです。
(ちなみにYahooもGoogleの検索技術を使用しているため、ほとんどの検索エンジンがこのアップデートの影響を受けています。)
これにより、多くのキュレーションサイトは軒並み表示順位を落とすことになりました。
しかもWEB上の情報は信頼性に疑問のあるものも多いです。あなたがコンテンツを作る際にも、WEB上の情報を鵜呑みにせず、必ず裏付けが取れるソースを使用すること、そして引用元をはっきりと記載することが大切です。
オリジナリティこそ、あなたの持つ最大の武器
上で述べたように、他のサイトで見かけた内容の真似ばかりしていては、検索エンジンからの評価を得ることはできません。大切なのはオリジナリティです。
幸い、あなたの会社は自身がそのブランドの持ち主ですから、小売店が持ちえない様々な情報を持っています。
たとえば、開発のきっかけや開発に苦労した点、商品にかける思い、お客様からの声など。これらはお客様からの信頼とブランドへの共感を得られ、またオリジナリティにあふれる素晴らしいコンテンツになります。
ぜひこれらの情報をあなたのWEBサイトに盛り込んであげましょう。きっとお客様の興味を惹く、人気のコンテンツになるはずですよ。