「ブランド紹介ページの作り方」ブランド紹介ページで安心感と共感を 。

使ったことのないオンラインショップで初めて買い物をするとき、なんとなく不安だったり「大丈夫かな」と会社案内や店舗紹介を確認したことはないでしょうか?

顔が見えないオンラインでの買い物は不安を感じやすいもの。あなたのブランドを利用するお客様も同じです。お客様の不安を解消し、安心してお買い物をしていただくためには、ブランド紹介のページが有効です。

では具体的にどんなコンテンツを作ればいいのか、これからご説明してまいりますね。

中小化粧品ブランドにブランド紹介ページが必須の理由

お客様はオンラインでのお買い物に「売り手の顔が見える」感じを求めています。きっちりした会社概要ももちろん必要ですが、ぜひスタッフの仕事風景やご挨拶、製造の様子などの写真を掲載したページを一つ作ってみてください。

私達はこれを「ブランド紹介ページ」と呼んでいます。「ブランド紹介ページ」は、よくスーパーの青果コーナーに飾ってある「生産者の名前と写真」と同じイメージです。

作り手・売り手の写真やご挨拶を掲載することで、「私達が責任を持って売っています」というメッセージを伝えることができます。売り手の顔が見えることは、買い手であるお客様にとって大きな安心につながるのです。

特に、我々中小の化粧品ブランドにとって、安心・信頼感の醸成は非常に大切です。

無名のブランドの場合、「なんだか得体が知れない」「本当に大丈夫かな」と思われてしまいがち。 テレビCMなどでよく目にする有名ブランドとは違い、中小ブランドの場合は「なんとなく耳に入ってくる」「いつの間にか知ってる」ということが起こる可能性はほとんど皆無です。

お客様はよく知らない、あるいは今まで一度も聞いたことがないブランドの商品を、顔の見えないインターネットで買うのですから、不安に思われることは間違いありません。
ですから、その不安を払拭するために、中小の化粧品ブランドの皆さんには「ブランド紹介ページ」を作ることを必ずおすすめしているのです。

ブランド紹介ページを作る上で気をつけたいこと

ブランド紹介ページを作る上で意識しておきたいポイントがいくつかあります。

<ブランド紹介ページのポイントその1:ブランドイメージを守る>

ブランド紹介ページを作る上で意識しておきたいポイントの1つ目は、「ブランドイメージを損なわないこと」。

「売り手の顔が見える」といっても、やみくもに舞台裏の写真を載せまくればOKというわけではありません。
例えば、高級なイメージで売りたいブランドなのに、薄暗い倉庫の写真が載っていたらどうでしょう。

ブランドのイメージを損なうような写真は載せない方が賢明です。
目的はあくまでお客様に安心してもらい、ブランドを信頼してもらうこと すべて事実そのまま・ありのままではなく、必要に応じてイメージを演出することも大切なポイントです。

ただ、フリー素材などであまりにも事実とかけ離れたイメージを作るのも問題です。ねつ造になりかねませんので、そこらへんのさじ加減は注意するようにしてくださいね。

<ブランド紹介ページのポイントその2:メッセージを掲載する>

ブランド紹介ページを作る上で意識しておきたいポイントの2つ目は、「メッセージを掲載すること」。

私はブランドのサイトにブランドの創業者もしくはスタッフからのメッセージを載せるすることを非常におすすめしています。「なぜこのブランドを作ったのか」「商品に対する思い入れ」あるいは自己紹介でもかまいません。

お客様は「売らんかな」という意識を敏感に見抜きます。逆に「商売抜き」の思いも、しっかりと伝わります。

たとえば「お客様が喜んでくれるのが嬉しい」とか、「ニキビで悩んでいたの自分自身の経験からブランドを立ち上げた」とか、何かしら「売ろう」以外の思いがあるはずです。
その、心のうちから出てくるメッセージを飾らない言葉で伝えましょう。
それこそがあなたのブランドにお客様が共感し、好きになってもらう大きなきっかけになるはずです。
そしてそこに好感を持ってくれたお客様はブランドを支持し、商品を使い続けてくれる強力な応援団となってくれるでしょう。

ちなみに、メッセージといってもお堅い社長挨拶とか経営理念ではありませんよ。せっかくお買い物をしている楽しい気持ちが台無しです。
ブランドのトンマナは意識しつつ、あくまで素直な言葉で、素直な思いを語りましょう。 お客様に「共感」してもらうこと。それがブランドを愛してもらう秘訣です。