5分でわかる!ネット通販 WEB担当のお仕事④ 成果検証と改善

皆さん、こんにちは!
これまでのお話では、WEBサイトの作り方と、集客の仕方についての基本をご説明してきました。WEBサイトが完成し、各種の集客手段によってお客様も集まってきて、さあやることは完了! と思いたくなりますが、残念ながら本番はここから。今度は成果検証と改善の長い旅が始まります。

WEBにおける成果検証ツールの重要性

オンラインショップの売上やアクセス、広告の成果を検証するには、何はなくとも解析ツールの導入が必須です。
実際の店舗であれば来店人数やお客様の反応を目で見て確かめることができますが、WEBではそうはいきません。各種の解析ツールなしでは何も分からないといってもいいでしょう。WEBサイトの構築の段階から、どんな解析ツールを入れるのかを検討しておきましょう導入したいツールがある程度固まったら、エンジニアも交えてツールの導入要件を確認しておくことが大切です。これをしておかないと、「サイトを改修しないとツールが導入できない」なんてことも往々にしてあるからです。そうなると時間もお金も余計にかかってしまいます。私にも実際に経験がありますので、くれぐれもご注意ください……。
ちなみに、解析ツールはその目的に応じていくつか使い分けることをおすすめします。
色々なツールがありますが、私のオススメは下記の2つです。

おすすめのアクセス解析ツール

私がおすすめするアクセス解析ツールは「Google Analytics(グーグル アナリティクス)」です。
これを使うとサイトへの訪問者数や、訪問者がどこから来たか、どんなページを見ているか、どんなデバイスを使って閲覧しているかなどがわかります。
アクセス解析ツールを活用すると、たとえば「来訪者が先月より10%増えている。Instagramからの来訪が多いから、もっと力を入れてみよう」とか、「TOPページを見てすぐに帰ってしまっている人が増加傾向にあるから、TOPページのテコ入れをしよう」といったように、サイトの傾向をつかみ、対策がたてられるようになります
WEBサイトのアクセス解析は効果計測の基本中の基本です。ご使用のシステムにあらかじめ備わっている場合は除きますが、必ず導入しておきたいものです。

「Google Analytics」はアクセス解析ツールのスタンダード。非常に高機能でしかも無料で使えるので、WEB関連のほとんどの企業が使っていると言ってもいいでしょう。
ほとんどの人が使っているので、WEBや書籍で解説もたくさん出回っています。そういった意味でもおすすめしたいツールです。
導入にはサイトにはJavaScriptで書かれたコードをサイトに埋め込む必要があります。比較的導入の難易度は低いですが、エンジニアにあらかじめ相談してみましょう。

おすすめの広告効果測定ツール

広告効果測定ツールとはその名の通り、広告による成果を測るツールです。
各種の広告やTwitter、Instagramなどの外部サイトからの流入人数やCV数が分かります。つまり「あの広告はよい成果が出ているから出稿を増やしてみよう」「この広告はお金をかけた割に思うように成果が出ていないから出稿をやめよう」といった判断ができるわけです。
Google Analyticsでも成果計測できないわけではないのですが、やはり専用のツールのほうが機能が豊富ですし、分かりやすいです。

広告効果測定ツールで私がお勧めするのは、「アドエビス」
「アドエビス」は9,000社以上の企業が導入しているツールで、業界トップのシェアを誇っています。各種広告からの流入人数やCV数、閲覧ページ数など、広告の効果測定に関する数値は一通り計測することができます。
また自然流入やメルマガからのアクセス数やCV数も測ることができます
導入にはやはりタグの設置が必要になります。Google Analyticsよりも難易度はやや上がりますので、まずは導入の要件をエンジニアとともに確認してみましょう。
ちなみに、こちらのツールはGoogle Analyticsとは違って有料です。

WEBの解析ツール、効果測定ツールはいろいろな会社から出ています。
多種多様なツールがありますが、まずはアクセス解析と広告効果測定ツールを導入し、あとはサイトの規模や予算に応じて取捨選択していくのがおすすめです。各種モールやカートシステム付属が独自の計測ツールを備えている場合もありますので、まずはご自分のサイトの仕様を確認してみましょう。
WEBは実店舗と違って、「お客様は何人来たのか」「何が売れているのか」といった基本的なことさえ、計測ツールなしには確認ができません。

計測ツールはサイトの現状を掴み、改善へと導く大切な道しるべです。また、一度導入したら別のツールに乗り換えるには大きな労力がかかります。
最初は複雑に見えたり、少々とっつきにくいかもしれませんが、無料の試用期間などをうまく利用して「自分が知りたいことが分かるか」「管理画面は分かりやすいか」といったことをチェックし、慎重に選ぶようにしましょう。

私たちにご相談いただければ、ツール選びのコンサルティングから実際の導入支援や運用代行までお手伝いいたします!
お悩みの際はどうぞお気軽にご相談くださいね。

【まとめ】
Point1:解析ツールが導入できるように、WEBサイトの構築段階で仕様を検討しておく。
Point2:まずはアクセス解析ツールと広告効果測定ツールを導入するのがおすすめ。

今まで、サイトの設計から運用開始までの前提になる作業やツールについてお話しました。
あくまで大きな流れのご説明になりますので、具体的な運営のポイントはこれからどんどんお話していきたいと思います!
それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。