はじめに
「楽天やYahoo!ショッピングでの運営にも慣れてきたし、そろそろ自社ECサイトを始めたい」
「でも、何から手をつければいいのか、具体的な始め方がわからない…」
ECモールでの販売経験はあっても、いざ自社ECサイトをゼロから立ち上げるとなると、多くの事業者様が同じような疑問に直面します。
この記事では、私たちSBマーケティングデザインが、ECモール出店者様が自社ECサイトの始め方で失敗しないための具体的な7つのステップを、完全ロードマップとして徹底解説します。2025年の最新情報を踏まえ、プラットフォームの選び方から集客準備まで、これ一本で全てがわかります。
なぜ今、モール出店者が自社ECサイトを始めるべきなのか?
ロードマップに入る前に、自社ECサイトを始めることのメリットと、注意すべきデメリットを明確にしておきましょう。
メリット:
* 高い利益率: ECモールのような販売手数料がかからず、利益を最大化できます。
* 自由なブランディング: サイトデザインや販促活動に制約がなく、独自の世界観を表現できます。
* 顧客データの活用: 顧客情報を自社の資産として蓄積し、リピート施策などに自由に活用できます。
デメリット:
* 集客は自力で: モールのような自然な集客はなく、ゼロから集客の仕組みを構築する必要があります。
* 初期設定の手間: 決済や配送、規約ページの作成など、すべて自分で設定する必要があります。
これらのメリット・デメリットを理解した上で、計画的に進めることが、自社ECサイトの始め方で最も重要なポイントです。
【7ステップ】自社ECサイトの始め方 完全ロードマップ
それでは、具体的な7つのステップを見ていきましょう。
ステップ1:コンセプトと事業計画を固める
まず、どんなECサイトにしたいのか、その骨格を決めます。
* 誰に: ターゲットとなる顧客層は?
* 何を: モールと同じ商品を売るのか、自社EC限定の商品を売るのか?
* どのように: ブランドの世界観、価格設定、強みは?
* 目標設定: 半年後、1年後の売上や利益率の目標を立てましょう。
この段階でコンセプトを明確にすることで、後のステップでの判断がブレなくなります。
ステップ2:ECカートプラットフォームを選定する
自社ECサイトを構築するためのシステム(ECカート)を選びます。現在、主要なサービスはShopify、BASE、STORESの3つです。
* Shopify: 拡張性が高く、本格的なECサイトを構築したい場合におすすめ。
* BASE / STORES: 初期費用・月額費用が無料で、手軽に始めたい場合におすすめ。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、あなたの事業規模や目標に合ったプラットフォームを選びましょう。
【関連コラム】 Shopify・BASE・STORES徹底比較【2025年最新】ECカートの選び方とおすすめ
ステップ3:ドメインと決済方法を準備する
* ドメインの取得:
「〇〇.com」のような、あなたのお店のインターネット上の「住所」を取得します。ブランド名など、覚えやすくてシンプルなドメインがおすすめです。
* 決済方法の導入:
クレジットカード決済は必須です。その他、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済、後払い決済など、ターゲット顧客が利用しやすい決済方法を複数導入しましょう。Shopifyペイメントなどのサービスを利用すると、比較的簡単に導入できます。
ステップ4:サイトデザインと商品登録
いよいよECサイトの「お店」を作っていきます。
* サイトデザイン:
選んだECカートのテンプレートを使い、ブランドカラーやロゴを設定します。プロフェッショナルで信頼感のあるデザインを心がけましょう。
【関連コラム】 ECサイトのデザイン改善3つのポイント|素人でもできる売れるサイトの作り方
* 商品登録:
商品の写真、説明文、価格、在庫数などを登録します。お客様が商品を手に取れなくても魅力が伝わるよう、写真は特に重要です。
【関連コラム】 商品写真の撮影はスマホアプリでOK!ECサイトでプロ並みに見せる無料ツール5選
ステップ5:法的表記と規約ページを作成する
ECサイトの信頼性を担保するために、以下のページは必ず作成しましょう。
* 特定商取引法に基づく表記: 事業者の氏名、住所、電話番号などを記載します。法律で義務付けられています。
* プライバシーポリシー: 個人情報の取り扱いについての方針を記載します。
* 利用規約: 返品・交換の条件などを記載します。
これらのページは、お客様が安心して買い物をするための「お約束」です。
ステップ6:集客の準備をする
ECサイトは、公開しただけでは誰も訪れません。集客のための準備を始めましょう。
* SNSアカウントの開設:
Instagram、X(旧Twitter)、LINE公式アカウントなど、ブランドと相性の良いSNSを開設します。
* アクセス解析ツールの導入:
Googleアナリティクスなどを設定し、サイトへのアクセス状況を分析できるようにします。
* ブログの準備: サイト内にブログを設置し、SEO対策の準備をします。
ステップ7:テストと公開
公開前に、必ず最終チェックを行いましょう。
* テスト購入: 実際に商品をカートに入れ、決済が完了し、注文確認メールが届くまでの一連の流れをテストします。
* 表示確認: スマートフォンとPCの両方で、表示崩れがないか確認します。
すべてのチェックが完了したら、いよいよ自社ECサイトの公開です!
自社ECサイトの始め方でよくある質問
Q1. 自社ECサイトを始めるのに、どれくらいの費用がかかりますか?
A1. Shopify、BASE、STORESなどのサービスを利用すれば、初期費用は0円〜数万円で始めることが可能です。ただし、本格的なデザインや機能を求める場合は、別途制作費用がかかります。
Q2. どのくらいの期間で公開できますか?
A2. 商品数やこだわる度合いによりますが、本記事のステップに沿って進めれば、1ヶ月〜3ヶ月程度での公開が一般的です。
Q3. 公開後、すぐに売上は上がりますか?
A3. いいえ、公開後すぐには売上は上がりません。ステップ6で準備した集客施策を、公開後すぐに実行していく必要があります。最初の100人のお客様を獲得するまでが、最初のハードルです。
【関連コラム】 ECサイト集客【広告費ゼロ】最初の100人を獲得するロードマップ
まとめ:自社ECサイトの始め方は「計画性」がすべて
自社ECサイトの始め方で最も重要なのは、勢いだけで進めるのではなく、本記事で紹介した7つのステップに沿って、計画的に準備を進めることです。
特に、ECモールでの販売経験がある事業者様は、その経験を活かしつつも、「集客は自力で行う」という大きな違いを意識する必要があります。
私たちSBマーケティングデザインは、ECモール出店者様が自社ECサイトの立ち上げで失敗しないよう、事業計画の段階から、サイト構築、そして公開後の集客戦略まで、一貫してサポートします。
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