【緊急】楽天の売れ筋商品が突然売れなくなった。焦る前に確認すべき「3つの犯人」とV字回復への処方箋

「なんとなく売れない」が一番危険。犯人は必ず特定できる

「先週までランキングに入っていたのに、急にパタリと止まった」

15年以上ECの現場にいますが、この相談を受けるたびに私はこう答えます。

「ECに原因不明の病気はありません。あるのは特定可能な怪我だけです」

売上が急落した時、多くの店長様は「楽天のアルゴリズムが変わったのか?」と疑心暗鬼になりますが、9割以上のケースで原因はもっとシンプルかつ物理的な場所にあります。

本記事では、売れ筋商品の急落時に、私がコンサルタントとして真っ先にチェックする「3つの犯人」と、その具体的な対処法を解説します。


1. 初動:パニックになる前に「在庫」と「広告」を見よ

詳細な分析に入る前に、まず5分で以下の2点を確認してください。

意外とここが原因であるケースが多発しています。

  1. 在庫切れ(機会損失):
    SKU(サイズ・色)の一部が欠品していませんか?楽天の検索アルゴリズムは「在庫が豊富な商品」を優遇します。主力サイズが欠品すると、商品全体の検索順位が一気に落ちます。
  2. RPP広告の予算切れ:
    「月次予算」の上限に達して広告が止まっていませんか?特にセール後半などは予算消化が早まり、知らぬ間に露出がゼロになっていることがあります。

これらに異常がなければ、以下の「3つの視点」で真犯人を探します。


2. 【犯人①】競合の変化(価格とサムネイル)

最も多い原因がこれです。

「自店が変わっていない」のに売れない場合、「競合が変わった」と考えるのが自然です。

チェックポイント:

  • 価格: ライバル店が「1円でも安く」してきたり、「ポイント10倍」を開始していませんか?
  • サムネイル: 検索結果で自商品の上下にいる商品の画像が変わっていませんか?
  • 新勢力: 見知らぬ店舗が「広告枠(RPP)」を使って上位に割り込んできていませんか?

【対応策】

ここで安易に「値下げ」で対抗するのは下策です。

まずは「サムネイル画像の微修正」でCTR(クリック率)の回復を狙います。

  • 「ポイント◯倍」のアイコンを付ける
  • 「あす楽(最強配送)」のラベルを目立たせる
  • 「楽天ランキング1位」の実績を入れる

競合が価格で攻めてきたなら、こちらは「見栄え(クリックのされやすさ)」で対抗するのが、利益を守る定石です。


3. 【犯人②】レビューの「質」の悪化

次に疑うべきはレビューです。

「★1」がついた直後に売上が止まる現象は、楽天あるあるです。

チェックポイント:

  • 直近1週間以内に★1〜2のレビューが投稿されていませんか?
  • 特に「1ページ目(最新レビュー)」に低評価が表示されていませんか?

【対応策:削除申請の現実】

よく「楽天に削除申請しましょう」と言われますが、現実には「配送トラブルや事実無根の誹謗中傷」以外で削除されることは稀です。「商品が気に入らない」といった主観的な低評価は消せません。

現実的な対策は以下の2つです。

  1. 誠実な返信をする: レビューに対して即座に謝罪と対応策を返信します。これは投稿者本人のためではなく、それを見ている「次の購入者」の不安を払拭するためです。
  2. 良いレビューで埋める: 良いレビューを増やして、低評価を2ページ目以降に追いやります。同梱チラシのデザインを変えるなどして、投稿率を上げる施策を打ちましょう。

4. 【犯人③】検索キーワードと順位の変動

最後はSEO(検索対策)です。

「いつも1位だったのに3位に落ちた」。たったこれだけで、売上は半分以下になることがあります。

チェックポイント:

  • メインキーワードの順位: 「スマホケース」などのビッグワードで順位が落ちていませんか?
  • サジェストの変化: 楽天の検索窓にキーワードを入れた時、自動で出る候補(サジェスト)が変わっていませんか?(例:「夏用」が消えて「冬用」が出てくるなど)

【対応策】

  • 商品名のメンテナンス: 季節の変わり目には、必ず商品名やキャッチコピーに含まれる「季節キーワード(涼感、起毛など)」を入れ替えてください。
  • ディレクトリIDの見直し: 楽天の仕様変更で、登録すべき「ディレクトリID」が変わっている場合があります。ここがズレると検索対象から外れるため、定期的な確認が必要です。

まとめ:原因が分かれば、売上は戻る

「急に売れなくなった」という現象には、必ず物理的なトリガーがあります。

  1. 競合が動いたか?
  2. レビューが荒れたか?
  3. 検索順位が落ちたか?

この3点を冷静にチェックし、一つずつ潰していけば、必ず売上は戻ります。

最もやってはいけないのは、原因も分からずに「なんとなく広告費を増やす」「焦って値下げする」ことです。それは出血を早めるだけです。

まずはRMSと検索画面を開き、自店と競合の状況を「目視」することから始めてください。

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